去りゆくもの 残されるもの2

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作戦は当初予想されていた以上にうまく事が運んでいた。 戦車隊の攻撃はバブイル側には効果絶大であったようである。応戦するだけで手一杯という様子で あった。 これはゴルベーザが未だに回復する為に眠りつ続けている為であろうか? いずれにせよバブイル側 の指揮系統が大幅に乱れているようであった。 陽動の方が大成功した事もあり、セシル達は何の苦労もなくバブイルの塔へと潜入する事に成功した のであった。 バブイルの内装の印象はゾットと全く持って同じであった。 ガードロボットの存在が気がかりであったが、まったくもってその姿を見かける事は無かった。 バブイルには配置されていないのか? はたまた先の陽動作戦の影響なのか? いずれにせよ目的地まで無駄な戦闘をする事はしなくて済みそうであった。 しかし、歩き続けるたびに何度もゾットの既視感に襲われる。あの迷い込んだ果てしない迷宮の事を―― だが違う。潜入部隊の先頭を進むセシルは後ろを振り返り、改めて確信する。 後ろを進む仲間達の中にはローザがそしてカインがいる。既に自分達三人はあの迷宮を抜け出したのだ。 再び困難や迷路が立ちはだかる時もあるかもしれないが、少なくとも今はその時ではない。 そしてもし再び、自分たちを試すような状況に置かれたときも、以前のようには迷わない。セシルはそう決心したのだ。 潜入は容易であったが、目的の達成は決して楽だという訳ではなかった。 ゾットで慣れているとはいえ、あの時はゴルベーザが上へと昇るように案内していたのだ。いうなればただ上を目指すだけであった。 それに比べると今度の登頂は未知なる場所を探索しつつ、目的地を見出さなければならない。 どうやらこのバブイルの塔はゾットに比べて、全体の面積は広いようだ。その事がさらに目標をより遠いものにしていた。 幸いにもガードロボットの妨害は全く存在していなかった。根気よく塔内部を散策するのは地力さえあれば、さほど困難な事では なかった。 とはいっても闇雲に探すのでは時間がいくらあっても足りなくなってしまう。ある程度怪しそうな場所に目星をつけて、要所要所を 探索していくことにした。 無論警戒は怠らない。いくら警備が手薄になっているとはいえ、目的のクリスタルと巨大砲の場所には何かしか警備の目が行き届いている であろう。 散策をある程度繰り返していた時であろうか、その場所を見つけたのは―― -[[去りゆくもの 残されるもの3]]

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