絆8

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王と王妃だったものが行動を停止し地に伏した。 エッジはくないを捨て、拳を地に叩きつける。 「うおおおおおお!」 怒りにまかせ拳を打ちつける。血で手が赤くなるが構わずに続ける。 見守るセシル達もそれをとめようとはしない。 (そっとしておけ) カインが目でそういったような気がした。 だからセシルも止める気はなかった。ただしばらくは何も考えずにここにいたかった。 「全くルゲイエの奴……」 一同の沈黙を破ったのは思いがけぬ来訪者であった。否、予想していた人物の登場であろうか。 「余計な余興をしおってからに……」 そう言って床に這いつくばるエッジを一瞥する。 「何だ私が負わした傷よりも酷くなっているではないか」 「ルビカンテ! てめえだけは許さねえ! 許さねえぞー!!」 怒りの眼差しでルビカンテを睨むエッジ。 「私に怒りを向ける意味がよくわからぬが?」 あくまで慇懃な対応のルビカンテ。 「先ほどの余興はルゲイエが勝手にやった事だ。その事が気に入らないならば私が彼に代わって謝ろうではないか」 そう言って、エッジに向かって一礼する。 「そういう問題じゃねえ!!」 「ほう……」 「お前とルゲイエだけは許さねえ!!」 「その怪我で戦うというのか? 以前の状態でも私に敗北を喫したのだ。それを無謀と言わずして何という」 「うるせぇ……ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ!!」 だがルビカンテは冷静だ。 「空虚だな、今の身体では戦うというのならばこちらから拒否させてもらうぞ」 「なんだと!」 「私は正々堂々と戦いたいのだ。絶対的有利な状況もその逆も勝負事としては全く面白くない。戦いとは常に公平であらねばならん」 「くっ……!?」 エッジの口数が少なくなる。 「言い忘れたが私はお前を評価はしているのだ。私はお前の様な勇気ある者は好きだ。人間というものは基本的に憶病であるからな。例え無謀で あっても挑戦する。その気慨は大きくかっている。しかしそういった感情に振り回される人間では、完全な強さは手に入らん。 永遠にな……」 話は終わりだとばかりに身を翻すルビカンテ。 「ま……て……」 距離をつめよとするエッジだが怪我がそれを邪魔する。 -[[絆9]]

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