DQ8-2 プロローグ2

「DQ8-2 プロローグ2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

DQ8-2 プロローグ2」(2007/12/17 (月) 02:26:32) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

兵団長の幕舎に着く。 門衛に来旨を告げると、すぐに中へと通された。 「ああ、堅苦しい挨拶は抜きだ」 機先を制して兵団長は言う。 あらかじめ人払いを命じていたのだろう、幕舎には俺と兵団長の2人きりだ。 「いかがなさいました?」 人払いされてることもあって、俺はくだけた口調で話しかけた。 他人が見たら、ことにあの鬼軍曹が見たら、俺は即座に営倉送りだろうな。 俺にとって、兵団長は親代わりに近い存在だ。 俺は捨て子。拾ってくれたのが兵団長夫婦というわけだ。 そして俺を城の小間使いとして斡旋してくれた。 子宝に恵まれなかったせいもあって、兵団長夫婦は何かにつけて俺を目にかけ、 可愛がってくれた。 貴族出身の家柄ゆえ、拾い子の俺を家族として迎える訳にはいかなかったが。 素性の知れぬ俺が、貴族の子弟を中心に構成される近衛軍に入隊できたのも、 ひとえに兵団長のお陰なのだ。 いや、あとひとつ、別の理由があるにはあるが・・・ 俺の思索をよそに、兵団長が話を続ける。 「うむ、実はまた、姫君がな・・・」 ああ、やっぱりだ。俺は気が重くなった。 -[[DQ8-2 プロローグ2]] 
兵団長の幕舎に着く。 門衛に来旨を告げると、すぐに中へと通された。 「ああ、堅苦しい挨拶は抜きだ」 機先を制して兵団長は言う。 あらかじめ人払いを命じていたのだろう、幕舎には俺と兵団長の2人きりだ。 「いかがなさいました?」 人払いされてることもあって、俺はくだけた口調で話しかけた。 他人が見たら、ことにあの鬼軍曹が見たら、俺は即座に営倉送りだろうな。 俺にとって、兵団長は親代わりに近い存在だ。 俺は捨て子。拾ってくれたのが兵団長夫婦というわけだ。 そして俺を城の小間使いとして斡旋してくれた。 子宝に恵まれなかったせいもあって、兵団長夫婦は何かにつけて俺を目にかけ、 可愛がってくれた。 貴族出身の家柄ゆえ、拾い子の俺を家族として迎える訳にはいかなかったが。 素性の知れぬ俺が、貴族の子弟を中心に構成される近衛軍に入隊できたのも、 ひとえに兵団長のお陰なのだ。 いや、あとひとつ、別の理由があるにはあるが・・・ 俺の思索をよそに、兵団長が話を続ける。 「うむ、実はまた、姫君がな・・・」 ああ、やっぱりだ。俺は気が重くなった。 -[[DQ8-3 プロローグ3]] 

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。