FF8-4

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一進一退の攻防が続く。いつもの事だ。 互いの手の内は嫌という程知り尽くしている上に、技量も似たり寄ったり。 疲労だけが蓄積されていく。 「ふぅ、埒があかんな」 退くもならず押すもならぬ展開に痺れを切らし、サイファーが漏らす。 「!」 サイファー、肘が見えている・・・ サイファーの様に突きを主体とする剣法では、肘を隠すのがセオリーだ。 突きに対しては、下段から肘を払うのが最も有効とされているからだ。 肘は攻撃の起点であると同時に、唯一の弱点でもあるのだ。 積み重なった疲労で、流石のサイファーにも隙ができた様だ。 無防備になったサイファーの肘を狙い、俺はこれもセオリー通り 下段から払いに行った。 剣筋を見極められぬよう、左掌を奴の顔面に突き出す事も忘れない。 「貰ったぞ、サイファー」
一進一退の攻防が続く。いつもの事だ。 互いの手の内は嫌という程知り尽くしている上に、技量も似たり寄ったり。 疲労だけが蓄積されていく。 「ふぅ、埒があかんな」 退くもならず押すもならぬ展開に痺れを切らし、サイファーが漏らす。 「!」 サイファー、肘が見えている・・・ サイファーの様に突きを主体とする剣法では、肘を隠すのがセオリーだ。 突きに対しては、下段から肘を払うのが最も有効とされているからだ。 肘は攻撃の起点であると同時に、唯一の弱点でもあるのだ。 積み重なった疲労で、流石のサイファーにも隙ができた様だ。 無防備になったサイファーの肘を狙い、俺はこれもセオリー通り 下段から払いに行った。 剣筋を見極められぬよう、左掌を奴の顔面に突き出す事も忘れない。 「貰ったぞ、サイファー」 -[[FF8-5]]

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