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「嫌だねえ、覚えてないてのかい?」
困惑が顔に出たのだろう、カドワキ先生があきれるように言った。
「いいかい、あんたはね・・・」
カドワキ先生が話してくれた内容は、およそ次の通りだった。
あの後、つまりサイファーに眉間を斬られた後、俺は顔面を血で朱く染めながらも、
鬼神のごとき形相でサイファーに斬りかかって行ったのだそうだ。
その太刀筋があまりにも凶刃であったため、これ以上の面倒はご免とばかりに、
サイファーはとっとと逃げ出したという。
それまで二人のバトルを遠巻きに見物していたギャラリーが、
俺を心配して駆け寄ってくれたが、俺はただ「大丈夫、大丈夫」と繰り返すだけ。
しかしどう見ても大丈夫な訳がないという事で、ギャラリーたちは俺を
なだめたりすかしたりしながら、どうにか医務室まで運んで来たのだと。
「まったく、そういう年頃なのかねえ。あんまり無茶するんじゃないよ」
サイファーに行ってくれ。もともと誘ってきたのはアイツの方だ。
”なぁスコール、ちょいと体あっためないか。まさか断ったりしないよな”
そう言われたら、断れない。