一節 新たなる旅立ち1

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カイポに戻ったセシル達は、直ぐにローザを介抱してくれている老夫婦の家へと向かった。 「まさか本当に持ち帰ってくるとは……」 「でもよかった! もうだめかと思ったよ」 老夫婦は少しばかり驚いていたが、明るい表情でセシル達を迎えてくれた。 「ローザはまだ生きて居るんですね」 そんな二人の反応にセシルもほっと胸を撫で下ろした。 もし間に合わなかったら。カイポを出発してからずっと心の何処かで思っていたのだが、その考えはどうやら杞憂に終わったようだ。 「ああ、だが急いでくれ。様態は以前より悪くなっている」 二人の案内でローザの部屋に通される。 「ローザ……」 ローザは以前と同じく、ベットに伏したままであった。 しかし前より顔色は悪くなっており、病状が悪くなっているのは一目瞭然であった。 「すごい熱……」 ローザの額に手をあててリディアが言う。 「昨日から急に熱があがりだしてな、手の施しようもなくなっていた所だったんじゃよ」 「セシル、早くローザさんに砂漠の光を」 ギルバートが言う。 「ああ」 セシルは懐から砂漠の光を取り出す。 「ギルバート、これはどうやって使うんだ?」 手の中で輝くその宝石をもう片方の手で指しながら訪ねる。

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