一節 モンク僧11

「一節 モンク僧11」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

一節 モンク僧11」(2007/12/12 (水) 03:51:58) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

皆が安堵の表情を見せる中、セシルは一人疑問を抱いていた。 「あのボム達は僕らを狙っていた……」 セシルの経験に基づくとモンスターの中には二つの種類がある。 一つはただ道行く人を闇雲に襲うだけの者、もう一つは群れをなし、特定の相手だけをねらう者 普通、ボムは前者に該当されるはずである。 つまり、あれ程のボムが同じ対象に向かって攻撃してくるとは考えずらい。 それに異常に大きく膨れあがったボム……唯の野生の魔物と考えて良いのだろうか? もしかすると長年、モンスターと戦い続けたセシルの思いこみなのだろうか。 「さて、君たちもファブールへ?」 そんなセシルの疑問をよそにヤンが訪ねてきた。 「ええ……まあ」 「しかし、何故ファブールへ? この御時世だというのに」 「それが……」 その時、セシルは岩陰に何者かの気配を感じた。 「待ってください、あそこに何かが」 「何?」 二人は岩の方に近づいた。 その途端、岩陰から影が飛び出してきた。影は手に太陽の光を受け 銀色に光るナイフを持ち此方に襲いかかってきた。 「リディア、危ない!」 ギルバートの叫ぶ声。 セシルは剣を抜こうとするが間に合わない。 しまった! そう思った。だが、その影がリディア襲う事は無かった。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。