「first contact2」

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「『シン』………?」 聞き覚えのない、その名前をティーダは口にした。 眠らない街ザナルカンド。その街を一瞬にして破壊した元凶の名前はティーダの心に深く刻まれた。 その時、二人の耳に轟音が響いた。巨大な魔物-『シン』が吹き飛ばした体の一部が目の前の建物に突き刺さった音だった。 同時に『シン』が体を一振りするや否や、無数の青白い光を放ったウロコの様な物がティーダ達がいるフリーウェイに降り注ぎ、無数の光輝く羽根を持つ魔物と化して道を塞いだ。 魔物はティーダとアーロンを素早く取り囲む。 ティーダは手を振り回し追い払おうとするも、魔物の多さにうろたえるばかり。 無理もない。ティーダは魔物なんてほとんど見たことが無かった。 ましてやブリッツのスター選手と言えども魔物退治に関しては無知もいい所なのだから。 ティーダは相変わらずの様子で取り囲む魔物を追い払おうとするも、魔物に威圧をかけられ、尻餅を付いてしまった。 そんなティーダの様子を見てアーロンは一本の剣をティーダに差し出した。
「『シン』………?」 聞き覚えのない、その名前をティーダは口にした。 眠らない街ザナルカンド。その街を一瞬にして破壊した元凶の名前はティーダの心に深く刻まれた。 その時、二人の耳に轟音が響いた。巨大な魔物-『シン』が吹き飛ばした体の一部が目の前の建物に突き刺さった音だった。 同時に『シン』が体を一振りするや否や、無数の青白い光を放ったウロコの様な物がティーダ達がいるフリーウェイに降り注ぎ、無数の光輝く羽根を持つ魔物と化して道を塞いだ。 魔物はティーダとアーロンを素早く取り囲む。 ティーダは手を振り回し追い払おうとするも、魔物の多さにうろたえるばかり。 無理もない。ティーダは魔物なんてほとんど見たことが無かった。 ましてやブリッツのスター選手と言えども魔物退治に関しては無知もいい所なのだから。 ティーダは相変わらずの様子で取り囲む魔物を追い払おうとするも、魔物に威圧をかけられ、尻餅を付いてしまった。 そんなティーダの様子を見てアーロンは一本の剣をティーダに差し出した。 「使え」

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