FF9 アレクサンドリア城下町にて#1

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アレクサンドリア王国の王女の誕生日とあって城下町は大変な賑わいを 見せていた。そんな中、一際小さな男の子がひとり、チケット屋の前に 立っていた。「あれ?君もお芝居を見に来たの?じゃ、チケット見せてね。」 チケット屋は、下を覗き込むようにして、男の子に話しかけた。 トンガリ帽子を深くかぶったその男の子は、ちょっとオドオドしながら 「う、うん」とポケットの中を探り出した。「あ、あれ?な、ない…。」 チケットが見当たらないのか、急にあわてだす男の子。そこへ 「ねえ、これ君のでしょ?後ろに落ちてたよ!」と女の子がチケットを 差し出した。「あ、ありがとう」男の子はそう言ってチケットを 受け取ると、チケット屋に差し出した。「うん?これ…よく出来てるけど、」 その直後、男の子にとって酷な言葉が飛び出す。「ニセモノだねぇ。」 「えーーーーっ…」男の子はショックを隠せない様子だ。 「そんなガッカリするなって…気持ちはわかるけどさ。そういえば さっきも君と同じような歳の子が同じチケット持ってきたけど… 最近こんなのが流行ってるのかなぁ」 その一部始終を影で見つめていたネズミの子は 「ぷくく、あいつオレと同じ目に遭ってやがんの!」 とニヤニヤしていた。「ん…?でもアイツ、使えるかもな…!」 何か思いついた様子のネズミの子は、トンガリ帽子の男の子の方にかけていった。 「おい、オマエ、オマエだよオマエ!そこのトンガリ帽子! オマエ、チケットニセモノだって言われたクチだろ? オレの子分になれば、芝居を見せてやってもいいぜ!」 トンガリ帽子の男の子「う~ん…。 →はい いいえ」 「オマエまさか自分に“いいえ”なんて選択肢があると思うなよ! オマエは“はい”だ!一生“はい”だ!死ぬまで“はい”だ! わかったら返事は!……“はい”だろぉがぁ~~!!」 「…はい。」トンガリ帽子の男の子は仕方なく応えた。 「いい返事だ!はい!わかったら行くぞ、はい!」

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