FF9 アレクサンドリア城の人々#1

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「おやぶ~~ん、待ってクポ~」二人がアレクサンドリア城の外壁に たどり着いたとき、後ろからパックを呼ぶ声が聞こえた。 パックを「親分」と呼ぶモーグリといえば、クポしかいない。 「クポじゃねえか、どうしたんだ!?」パックは驚きながら聞くと 「僕もお芝居を見に来たクポ!」クポはさも当然であるかのように答えた。 「そういえばお前たちモーグリは空を飛べるんだったっけ…。 なんだかずるい感じだなあ…まあいいか。」パックはそう言うと、 外壁をヒョイと乗り越えていった。乗り越えた先は、 アレクサンドリア城内部に位置する劇場の観客席の最後尾だ。 ビビとクポもすぐパックに続いた。 もちろん観客席は満員で立ち見客も続出しているが、何とか 小さな二人でも舞台を覗ける場所を見つけた。席と席の小さな隙間だ。 隙間から見える舞台を覗き込みながらパックは小さな声で言った。 「どれどれ…おっ、もうすぐ始まるぞ。開演の合図のパレードだ!」 それは賑やかな音楽と色鮮やかな花火で彩られた、これから始まる 演劇への期待をあおるには十分なパレードだった。 パックはまた小さな声で言った。「おっ、王族の席はスタイナーが 守ってるぞ。アイツ面白いんだぜ。」アデルバート=スタイナーは 古くからアレクサンドリアを守ってきたとされる騎士団「プルート隊」の 現在の隊長であり、このアレクサンドリアの(ある意味)名物でもある。 パックが言っていたとおり、非常にからかい甲斐があるからだ。 普段はプルート隊隊長としてのプライドがそうさせるのか、ふんぞり返って 偉そうにしているが、少しでもバカにするようなことをすると 見事なほどにその態度が崩れる。 それをよく表す例として、こんな話があった。

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