第1章 SeeD-42

「第1章 SeeD-42」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第1章 SeeD-42」(2007/12/12 (水) 15:37:45) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

ゼルに対し、徒手格闘でここまで優位に立つ者がいようとは・・・正直、俺は愕然とした。 ウェッジの言う通り、力の差は明らかだ。このままではゼルに勝ち目はない。 ゼルは嫌がるだろうが、ここはサポートに入るしかない。 俺がそう決心したとき、ゼルの口から意外な言葉が漏れた。 「ふ、嬉しいぜ。アンタ本物だ」 口元に笑みを浮かべつつ、ゼルはさらに言う。 「ようやく本気でバトルできる相手に巡り合えたぜ」 「ゼルとやら、虚勢を張るな。力の差、貴様には既に分かっていよう」 ウェッジの言う通りだ、ゼル。この相手にハッタリなど通用しない。 「虚勢かどうか、かかって来なよ」 笑みを浮かべたまま、ゼルが挑発する。 「戯れ言を・・・ならば、参る!」 ウェッジが始めて攻撃を仕掛けた。ゼルのお株を奪うかの様な、左右の四連打だ。 ガガガガッ! 拳と拳のぶつかり合う音が再度、周囲に響き渡った。 先程ウェッジがして見せた様に、ゼルは相手の四連打を同じく四連打で迎え撃っていたのだ。 「なるほど・・・私にできる事は貴様にもできる。そう言いたいのだな」 「そいつはちょっと違うぜ。アンタの拳、よく見てみな」 「拳だと・・・」 ウェッジのメタルナックル、そこには無数の亀裂が・・・と、見る間にメタルナックルは砕け散った。 「む!」 「破壊力なら、俺の方が上ってこった」 ゼルは得意げに鼻をうごめかせた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。