序章 勇者の誕生5 勇者任命

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「ベヒーモスじゃ・・・」 俺は腰の鞘から愛用のミスリルソードを取出し、いま老人にベヒーモスと呼ばれた魔物に切り掛かった。 「爺さん!ガキを頼む!」 俺はベヒーモスの気を自分に引き付ける様に攻撃しながら叫んだ。老人は子供をベヒーモスの周囲から引き離し岩影に隠れた。 ベヒーモスは完全に俺の方に興味が出たらしく俺に向かって突進してきた。速度がありながらも簡単な攻撃を避け後ろの方から俺は切り掛かる。 ベヒーモスは堅い装甲を持っているが、首回りや後ろ側など装甲が付いてない部分を狙って攻撃すればダメージを与えられる、そう確信した俺は避けては切る、避けては切るの繰り返しで確実にダメージを蓄積していった。 そしてベヒーモスの動きがかなり鈍ったところで、 「終わりだ。」 俺はべヒーモスの背に乗り首に剣を突き刺した。 「ン、モォーーーン!!」 ベヒーモスの断末魔は丘に響き渡り、ベヒーモスは息絶えた。 ベヒーモスの首から剣を引く抜くと岩影から老人が拍手しながら出てきた。 「ほぅわしの勘は当たっておった様じゃ。」 「勘だって!?」 俺は呆れてしまった。 「とにかく俺には勇者の素質があってダークキングを封印することが出来るんだな。」 「まぁ慌てるな、素質があってもお主には経験が無かろう。・・・そろそろこの丘も限界みたいじゃ、麓の森で落ち合おう、詳しくはそこでじゃ。」 「まて。」 俺は老人を引き止めた。 「なんじゃ」 「このままこのガキを安全なところに連れてってくれ。・・・天国とかは無しな。」 「わかった。」 老人は子供を雲に乗せると、飛び去っていった。 「まってろよ・・・ダークキング。てめえに世界を滅ぼす前に俺がてめえを滅ぼしてやる!」 俺は運命の丘を降りていった。

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