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運命の丘を降りた俺は、麓の森まで来ていた。
しかし、これは森と呼べるのか?
なんというか・・・枯れている。
木には花も実も葉っぱも付いていねえし、妙に細い。
落ち葉も土に還る気配が無え。
あの爺さんを待っていると、どこからかゴブリンが現れた。
俺は剣を抜こうと思ったがどうもこのゴブリン様子がおかしい。
ゴブリン達は本来肉食のはずなのに今俺の目の前にいるゴブリンはよほど腹が減ってんのか落ち葉をくってやがる。
俺の視線に気付いたのかゴブリンは死にかけにもかかわらず俺に襲いかかってきやがった。
俺は攻撃を避けて抜きかけた剣を抜き、ゴブリンを斬った。
なんともあっけねぇ。
ゴブリンはその一撃だけで死んじまったみてぇだ。
「どうじゃこの有様は」
いきなり声がしたので振り替えるとあの爺さんがいた。