FF5 41 漂流

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さっきの戦いから1、2時間が経ち、辺りは暗くなり、海は鮮やかな青から漆黒の闇のように変わっていた。 主を失った船はただその波の流れに身を委ねるしかなかった。 「ファリスは……」 「ふむ。今は、そっとして置いてやるのが良いじゃろう…」 バッツはシルドラを紹介するファリスの生き生きとした顔を思い出していた。 もし自分があんな状況になったら?自分も良き『相棒』がいる。 ボコを待たせっぱなしにしている事を後悔し、反省し、何事もないよう祈るしかなかった。 ファリスはただ黙って俯いていた。自分の『兄弟』同然のシルドラが目の前で、いなくなった。 波に飲み込まれてゆくシルドラの悲しそうな瞳をファリスはただ見ているしかなかった。 「ファリス…」 レナはそんなファリスを前にしてどう声をかけてやればいいか分からなかった。 そんな時、ふとファリスのある言葉を思い出し、それに倣ってファリスに声をかける。 「大丈夫よ…シルドラは、きっと生きてる…。絶対に死んではいないわ…」 ファリスはただ下を向いて黙っていた。

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