FF5 55 飛竜6

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パブのドアを開けたときだった。 「きゃっ!」 バッツの目の前に人型の物が飛び出してきた。どしんという音と共にバッツとぶつかり、 その人は地面に尻餅をついた。 「あっ、だいじょうぶですか!」 バッツに起こしてもらったその女性は、取り乱した風もなく頭を下げた。 「申し訳ありません。急いでいたものですから」 はあ、とバッツ。 「こんなパブにか?」 ファリスがマスターに聞かれたら皿を投げられそうな事を言った。 「ええ、うちの主人ったら、竜が北の山に飛んでいくのを見た!なんて町中に言いふらしているんですよ! でも皆当然信じませんから、どうせまたこのパブの二階でいじけているに違いありません!」 豪気な奥さんで、ご主人がかわいそうだな、などとバッツ達が思っていると。 「本当ですか!?」 突然レナが身を乗り出した。 「その話!詳しく聞かせていただけませんか!」 女性はきょとんとして、目を丸くした。 「えぇ、あんな胡散臭い男の話をですか?・・・まあ私から何か言える訳じゃないし、 ここの二階にいるだろうから、どうせなら直接話を聞いてやってください。 ・・・あ、それと私が家で待ってるって伝えておいてくださいね」 レナの勢いに毒気を抜かれたのか、まくしたてて喋り終えるとその女性は何事もなかったように踵を返した。 「どうしたんじゃ、心当たりがあるのか?」 パブ店内に戻りながらガラフは先頭を歩くレナに聞いた。レナは自分でも気づかぬまま早足になって答える。 「その人が見たって言う竜、その話が本当なら、多分間違いなく、お父様の飛竜だと思う」 「それって、昨日話してた」 ファリスの言葉にええ、とレナが頷く。四人は頑丈に作られた木製の階段を上った。 そこには、椅子に座りがくっとうな垂れた男性がいた。

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