三節 山間13

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メテオ…… テラの口から発せられたその名には言い表せれぬ様な重みがあった。 まるで、強大な何かがのしかかってくるような感じだ。 「テラ様……まさかメテオを……」 メテオの名を聞いた途端、ポロムの顔は青ざめていた。おまけに体は微弱ながら恐怖に震えている。 「あれだけはおやめ下さい! 下手をすると命まで失いかねません! それにテラ様はもうお年を召されております……」 話を続けるポロムの口調は腫れ物にでも触るかの様に慎重だ。 「命!」 その会話にただならぬ雰囲気を感じて思わず疑問を口に出す。 「メテオは封印された古代魔法の中でも最高の威力を有すると言われておる 幾多の魔法の謎が解き明かされた現在でもその詳細は全くの謎に包まれておる」 「ですけどメテオの行使には常人離れした知力と体力をかね揃えた 者でないといけません。万が一半端な者が行使しようとするなら、その肉体 はたちまち崩れ去ることでしょう」 テラの言葉を引き継ぐようにポロムが続ける。 「過去に多くのものがメテオを求めた。だが皆そのあまりの強大さに あるものは挫折し、あるものは命を落としていった。実際にメテオを行使 できた者は歴史に残っているものでは数える程しかおらん」 「それで今、メテオは?」 「数年前、その力を嫌悪したミシディアのもの達によってこの山に 封印された」 「その封印を行ったのが、ミシディアの長老とここに居るテラ様ですの」 ポロムが捕捉を入れるかのように言う。 「そうか……」 「封印の後、テラ様はミシディアを突如去りましたの」 「だが私は今こうして帰ってきた! メテオの封印を 解き放ち、ゴルベーザを倒すのだ!」

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