FF6-Mt.koltz-3

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とっさの判断で身を伏せたため、ロックを狙った奇襲者の一撃は、地面を直撃し砂塵が巻き起こった。 「…マッシュの手の者か?」 砂埃の中から現れた男と対峙し、只者ではないと見たエドガーとロックがティナの前に立った。 「マッシュだと?マッシュはいるのか!?」 「…『マッシュ』、その名前どこかで…。確か、エドガーの双子の弟!!」 エドガーの動揺した様子から、ティナはフィガロの神官長の話を思い出した。 「さっきから うろちょろしてたのはお前だな?」 「知るか!ふ、貴様らが何者とて捕まるわけにはゆかん。 このバルガスに出会ったことを不運と思って死んでもらうぞ!!」 バルガスは、ロックの問いに答える様子もなく、指を口にくわえ指笛を鳴らした。 すると、エドガーたちの背後の大岩から、のっそりと熊のようなモンスターが二匹姿を現した。 「こいつらはオレの可愛いペットでなぁ…。ちょうどエサの時間だったのだよ。やれ!イプー!!」 雄たけびをあげながら、二匹のイプーはエドガーたちの背後を襲った。 「くそっ!問答無用で挟み撃ちかよ!」 「ロック!ティナとともに後ろのモンスターを頼む! おれは、この男から聞かねばならぬことがある!!」 エドガーはミスリルスピアを構えバルガスの動きを牽制した。 「…少しは出来るようだな。面白い、しばしの間相手をしてやろう!」

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