FF7AC Rufus ShinRa4

「FF7AC Rufus ShinRa4」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

FF7AC Rufus ShinRa4」(2007/12/13 (木) 06:58:23) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「我々の計画を邪魔するのが目的らしい。  まったく…わけがわからん」 右手の爪で車椅子の手すりをコツコツと叩き、お手上げだと言う風に言った。 「…どうして俺が襲われるんだ?」 「お前俺達の仲間だろ?」 クラウドが訊くとレノがまた口を挟む。 ふざけるな。お前らとつるんだ覚えはない。クラウドはステンレス製のドアをしたたかに蹴って黙らせた。 「…カダージュ達は若く凶暴だ。危険極まりない」 レノの声とドアが蹴られる音が全く聞こえなかったかのように、ルーファウスは話しつづける。 「そこで我々は、腕の立つボディーガードを雇おうという結論に達した」 「俺の仕事は荷物の配達だ」 「おまえしかいない」 お断りだとばかり返答するクラウドに、ルーファウスがすかさず続ける。 「頼む。元ソルジャー、クラウド」 「…自称な」 冷たく言い捨て、ドアへと引き帰すクラウド。だが、鍵を開け、ドアノブに手をかけた時、別の事が頭に浮かんだ。 それは、襲撃を受けている最中に聞いた言葉。 「”母さん”って…なんのことだ?」 「カダ―ジュが何か言ったのか?」 ルーファウスの返答は笑い混じりだった。 「まあ気にするな。こんな世の中だ。母親を恋しがっている子供は沢山いるさ」 言ってからルーファウスは、クラウドを別な方向から引きこもうとした。 「おまえは孤児達と済んでいるそうだな」 これは確かに効いたようだ。クラウドはドアノブから手を放した。 「…その子たちに、笑顔を取り戻してやりたくはないか?」 畳みかけるように、続ける。 「我々の最終目的は、世界の再建だ。クラウド」 右腕を宙に泳がしながら締めくくるルーファウス。傍らでは、ルードが相槌を打つように頷いている。 ルーファウスのこの説得は、確かに効き目があった。あと一押しだ。ルーファウスはそう思った。 クラウドはルーファウスに向き直り、「俺は…」と何かをいいかけた時に、レノがまた口を挟んだ。 「頼むクラウド。神羅カンパニーの再建だぞ、と」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。