三節 山間37

「三節 山間37」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

三節 山間37」(2007/12/14 (金) 04:08:04) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「二人とも頼んだ!」 セシルが指定したのは橋の途中であった。 「いいのか、あんなところに?」 半信半疑ながらもテラは魔法を撃ち込む。勿論、すぐに撃てるくらいの極小威力のものだ。 次いでパロムもその攻勢に加わる。こちらもテラと同じ魔法を放ったのだが、テラとの経験の差か 僅かに遅れての加勢となった。 「よし、後退だ」 「逃がすか!」 執拗に追跡を続けようとしたスカルミリョーネであったが、セシル達に追いつくことは できなかった。 橋の一部が急に音を立て崩れ始めたからだ。 「何だと?」 落下せぬように残った部分を掴み、這い上がろうとするがそこが大きなスキとなった。 「よし今の内に攻撃を重ねるんだ!」 セシルの指示が響いた後、テラとパロムの魔法――今度は容赦ない程でかい威力のものが スカルミリョーネに襲いかかる。更に、セシルの暗黒波が追い打ちを駆ける。 「何と! 計られたのか。こんな古い手段にこの私が――」 この波状攻撃にはさすがの四天王の一人としても相当なダメージがあったようだ。 「おのれ……この私が貴様らごときに……! グ……バァァーー!」 限界がきたらしくスカルミリョーネは大きく体勢を崩し、橋から落下した。 その姿はあっという間に小さくなり、眼下へと消えていった。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。