一節 刻む足跡3

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「発信準備完了!」 セシル達、全員が甲板に乗り込んだ後、息をつく暇も無く、若い技師のかけ声が聞こえた。 「よし! 発信じゃ!」 シドの声。同時に僅かな振動。 次の瞬間には天かける船は地を離れ、大空へと飛び立ち始めた。 「以前よりも、振動が少ない……」 飛び立つ時、セシルはふと一言呟いた。 以前までの飛空挺は発信時にもっと衝撃が大きかったのだが、それが随分とやわらいでいる。 それから大した時間もかからず、船は上空へと到達する。 「これが……飛空挺か……」 テラが驚いている。何故飛んでいるのかの原理への疑問より、純粋に空を駆る 事実に驚いているようだ。 「親方! 前方より何か近づいてます……赤い翼です!」 突然、一人の技師から声がした。 見れば、同じように空を駆る飛空挺編隊が前方から近づいている。 当然ながら、今この世界で飛空挺技術を習得している国はバロンだけである。 正確には、バロンの技術を知っている者。ゴルベーザ達も含まれる。 「来たか! 早速迎え撃て!」 即座に敵だと理解したシドはそのような指示を出す。 「シド……この船は?」 「ああ……かつての赤い翼の飛空挺から派生したからな。基本的な武装は着いている!」 「だが、あの大群では……」 勝てるのか? と言いたげにヤンが訪ねる。 「安心せい! 機動力はこのエンタープライズが何倍も上だ!」 セシルの心配を打ち消すかのようにシドが声を出す。

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