一節 刻む足跡4

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「親方……向こうが……白旗をあげてます……」 「何ぃ……」 誰もがこれから始まるであろう激突に、士気を高めていた所にそんな報が入ったのだ。 シドも思わず声を上ずらせた。 「どうします?」 「むう……」 これにはシドも悩みを要した。 もし本当に降伏をする意図が分からなかったからだ。安易に攻撃を中断でもしたら…… 逆に攻撃を食らってしまうかもしれない。 「罠と見た可能性がよろしいのでは……?」 ヤンが言う。 「私もそう思うな」 テラもそう言った。 「そうか……そうだな」 「いや。攻撃を中断してくれ」 半ば、攻撃再開の決断をシドは決めかけた時、セシルが言った。 「本気ですか! セシル殿……」 「ああ」 「ですが……もし罠だったらどうするのです? そうだとすれば私達は……」 「大丈夫だよ」 言って、セシルは段々と大きくなる飛空挺編隊を見た。 「あの船にはあいつが乗っている……」 このような事を敵の中でするのは一人しかいない。セシルは思った。 「あいつ……」 「カイン……君だろ」 セシルはその名を――友の名を呼んだ。

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