四節 これから42

「四節 これから42」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

四節 これから42」(2007/12/23 (日) 03:28:22) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「ろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!!」 セシルははね起きた。 「え……」 そして自分でも分かるくらいに間の抜けた声を上げる。 「何だったんだろう……」 見ると辺りは暗く、近くの窓から僅かな明かりが漏れていた。 此処は……と自問した所で、気づく。 布団を遠くへ投げ捨て……立ちつくしている己の姿に。 「ははは……ははは……」 近くの明かりを付けて今の場所を確認しようとする。 薄明かりに照らされた部屋は随分と散らかった部屋であったが、意外と広かった。 そして、自分の隣にも眠りに付く人物を発見した。 「ヤンか……」 ヤンは巨体にしては小さな寝息を規則正しくたてていた。 「…………」 其処まで回りの景色が明らかになり、自分がとんだ間の抜けた人間だと気づいた。 そして、記憶も鮮明に蘇ってきた。 「ここはシドの家。今は夜。つまりは夢って事か……そして僕は……」 夢にうなされていたという事だ。 「顔でも洗ってくるか……いや、外の風にでもあたってこようかな……」 どっちとも決めずに漠然とセシルは立ち上がった。とりあえずはこの部屋から出て頭を 冷やそうかな。そう思ったからだ。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。