FF6-リターナ本部6

「FF6-リターナ本部6」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

FF6-リターナ本部6」(2008/02/01 (金) 09:40:39) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 現状では、ティナの力の源を探っていくしか、 帝国に対抗する手立ては無い。もし、ティナが協力を拒否すれば、 リターナー側が勝機を見出す事は永久に不可能となる。  しかもりターナー側につく事をはっきりと表明した今、 フィガロ国も共に自滅は回避できない。 エドガーにとってそれだけは選択できない道だった。 (──ただ、それは国王としての立場の考えでしかない)  エドガーは脳裏に浮かんだ考えを打ち消すと、 心配ないとばかりにティナに微笑んでみせた。 「心配ない。その時は別の方策を探すまでだ。ティナの意思を尊重するよ」  たとえ選ぶべき選択肢が決まっているとしても、  エドガーはティナ自身に自発的な選択をさせたかった。 ……かつての自分がそうであったように。  エドガーは最後にこう付け加えた。 「今の話とは矛盾するようだが…例え決められたレールだとしても、 結局その道を行くかどうか決断するのは自分だ。 だからティナには自分で決断して欲しい」  そこまで話したところで、 エドガーははっとティナの思いつめた顔に気づいた。 いつもの軽薄な口調に戻し、おどけたように肩をすくめてみせる。 「おっと…余計困らせてしまったかな。 大丈夫、答えはもう自分の中にある筈だよ」  エドガーはティナの肩をぽんぽんと軽く叩いた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。