FF6-リターナ本部7

「FF6-リターナ本部7」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

FF6-リターナ本部7」(2008/02/01 (金) 09:40:55) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 ティナが会議の場として利用されている広場に戻ると、 その片隅ではマッシュが黙々と倒立腕立て伏せを行っていた。 マッシュはティナの足音に気づくと、 倒立したまま動きを止めずに言った。 「ティナもやるか?」  マッシュの唐突な誘いに、ティナは慌てて首を振る。 「身体の鍛錬が精神の鍛錬に繋がる、ってのが俺の信条でね」  それだけ言うと、マッシュはまた腕立ての作業に戻る。 切れた息の狭間で数を数えながら、黙々と鍛錬を続けるその姿に、 ティナは声をかけるタイミングを完全に逃がしてしまった。 190センチの巨体が一定のリズムで上下するのをただ眺めていると、 マッシュは体格に似つかわしくない身軽な動きで、 くるりと起き上がった。  マッシュは全身を流れ落ちる汗をタオルで拭いながら、 ティナの目をじっと見つめる。 「俺にはどうするべきかなんてよくわからないけどさ、 昔から兄貴の言う事に間違いはなかった。俺の時の事を思い返してみても、 いつでも俺の事を思ってくれてたしな。 だから、ティナも信頼していいと思うぜ?」  マッシュの言葉に、今自分が考えていた事を見抜かれたようで、 ティナは驚いて目を瞬かせた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。