「五節 忠誠と野心22」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「五節 忠誠と野心22」(2008/08/24 (日) 10:00:29) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
「すいません。テラ様……」
牢内部の人並みを掻き分けて、魔導士達がテラのところまでやってきた。
「いや、いいのだ……それよりも」
「はい……我々はミシディアの民。クリスタルの奪還の際にこの国まで連れてこられて……」
何故か。それはおそらく彼ら自身がまだ、処分されていないと言うことから、セシルが予想したとおり、
ミシディアの魔力を、バロンのものにしようとしての事だろう。
「まさか、再び会えるとは思ってませんでした……我々は誰もあなたの事を恨んではいなかったのに……」
「その話か……」
ミシディアでの魔法事故。
原因にテラが関与した事であり、ミシディアから彼が去ることになった切っ掛け。
「すいません。嫌でしたか?」
「まあな……」
「そうでしたか。ですがこれだけは言わせてください……あなたに教えられた事、それがあったからこそ
私たちは此処で大切な事を知ることができたのです!」
豪語する魔導士。