変わる世界 交錯する言葉18


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「約束通り来てくれたか……嬉しいかぎりだ……」
正直驚いた。それが率直な感想であろうか。
罠が仕掛けてある事はほぼ間違いないと思っていたし、そうでなければ相手も総戦力を用いて
こちらに襲い掛かってくるものであるだろう。そう、セシル達四人の誰もが思っていた。
なので、飛空挺をゾットのカタパルトに着艦する事にさえも十分すぎる警戒を払っていたし、
実際に着艦した後も、待ち伏せの危険もあると思い、常に周囲の警戒をおこたわることなく進むこと
にしていた。
「おかしい……」
誰かが最初に疑問を発した。ヤンであっただろうか。
「うむ確かに」
「何を考えておる」
しだいに、あがる同調の声。
(てっきり僕らを待ち伏せしているものとばかり……)
セシルも心で呟く。自分達はローザを人質にとられている為、向こうの案内で態々敵の本拠地とも
呼べる場所にやってきた。
向こう側の目的は此方の持っているクリスタル。それを渡したら素直にローザを返してもらえる――
そんな事はセシルは一から信じてはいない。そもそも端からローザを返すつもりはないのではないか。
最も、今の自分にとってはローザだけを返してもらうだけでは用事を満たす事にはならない。
もう一人、取り返してもらわなければならない人物がいる、そして「彼」を助けぬ限りは本当の意味で
ローザすらも助けた意味にはならない――
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