終わりの始まり13


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複雑怪奇な迷路の答えをいきなり聞かされたようだ。
「地底……? 其処にクリスタルが?」
「そうだ、この世界の四つのクリスタルはいわば表のクリスタル。ならばさしづめ地底になる四つのクリスタル
は闇のクリスタルというのであろう」
今度はカインは答えた。
「闇のクリスタル?」
情報がいきなりどっと流れ込んできて軽く混乱気味である。先ほどから新しく登場する言葉に疑問符を付けること
しかできない。
少し頭を整理するべきか? 否ここは黙って話を聞くべきであろう。情報を整理するのはそこからでも遅くはない。
むしろ今の言葉だけでは判断材料が少なすぎる。一つ一つの言葉を頭に留めるように聞くのが最善だろう。
「その闇のクリスタルが本当に存在するのかを今ここで証明する事は出来ない。一応僕の専門外の分野って事になってる
からね。疑ってもらっても構わない」
カインと入れ替わりにコリオが口を開いた。
「でも……どうやらそんなにのんびりと考えている時間はなさそうなんだよね……」
そう言ってカインの方へと目くばせする。
「ああ、物事の真偽を考察するのは決して悪いことではない。だがそれは時間が許してくれる時のみだ」
それはつまりこの問題に関してはあまり考える余地がないという事か?
「ゴルベーザの方は既に全てを把握しているのだ……」
一拍置いてからカインは話始めた。
「闇のクリスタルの存在もそれが何処にあるのかすらもゴルベーザの奴は探し当ててしまっている」
ゴルベーザはクリスタルを集めることを最大の目的としていた。その為にはどんな犠牲も厭わない様子であった。」
実際に多くの国が焼き払われ、多くの人が犠牲になった。アンナ、テラ、バロン王……父として慕っていた、そして
カインもその心を利用されていた。
「それで! 地底にはどうやって行けば!?」
考えれば考えるほど焦燥の気持ちがセシルを支配する。急がねばならないだろう、地底がどんな場所であるのかは
セシルは全く知らない。
其処には人が住んでいるのか、国家は存在するのか等全てが分からない未知の領域である。
しかし、ゴルベーザは地底がどんな場所であっても多大な被害をもたらすのは間違いないと思った。
急がねば。逸る気持ちが自然に結論を要求する発言へとセシルを向かわせた。
「ああ……言葉通りの地底、この世界の裏にある」
セシルの剣幕に一瞬圧倒されながらもコリオが話始める。
「まあ、これだけじゃ何を言ってるか分からないだろうから、詳しく説明しようか。まずは本当にその地底世界が存在する
としたら真っ先に疑問に思うのは一つだね。今僕達がいるこの世界と裏にあるであろう地底。この二つの世界の片方から
もう片方の世界に行くことはできるのか? できる限り往復できるのが望ましいけど、この際片道だけでも構わないからなんらか
の手段を講じて行くことが出来るのか?」
それまでの軽い口調から一転、コリオの口調は険しさを帯びている。
「結論から言えば出来る。<可能>なんだよ<不可能>ではなく」
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