地底世界2


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飛空挺が完全にその闇の中へと入る。空が遠ざかり、やがては周りを完全な暗闇が支配する。
どのくらいの時間その状態が続いたのだろうか。いつの間にか上空の蒼は消え去った。変わりに遥か眼下に大地が姿を現した。
恐らくはあれがセシルが慣れしんだ地上の裏と呼ぶべき地底世界なのだろう。
地底世界と認識した、その場所は段々と飛空挺との距離を狭めてきた。
よくよく目を凝らし観察すると、地底世界と呼ぶべきその場所は地上とは大きく違っていた。
焦げた茶色の地面はでこぼことしており、まるで未開の山道のようであった。そしてなによりも大地と大地を隔てるはずの
海と呼ぶものが存在せずに、変わりに灼熱の溶岩が一面を支配していた。
船など浮かべればたちまち燃えさかってしまうであろう。熱気は上空を浮かんでいるはずの飛空挺にまで伝わってきた。
はやく着陸場所をさがさねば――そう言ったのはシドであった。
この熱気では飛空挺にもダメージがでかい。一旦地面へと腰を下ろし調整が必要なのだろう。
遥か高みといえるこの空の上ですらこの状態なのだ、地面を歩くとなればどれほど過酷であろうか?
しかし、まるで別世界のようなこの地底世界ではあるが、上の世界であるセシル達の世界とは同世界なのだ。
人にもクリスタルにも表と裏があるように世界そのものにも二つの側面があるのだ。
それを否定する事は出来ない。表裏一体。裏があるからこそ表が存在し、表があるからこそ裏も存在してるのだ。
例え世界であろうがその法則を逃れることは出来ないのかもしれない。

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