地底世界3


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着陸できるような場所を探し周囲を旋回していると、轟音と共にとある光景が飛び込んできた。
それと同時に上空を飛ぶ飛空挺がこのエンタープライズ以外にも飛び込んでくる。
何隻もの編隊を組んで飛ぶそれはかつてセシルの指揮していた赤い翼を彷彿させた。
しかし、それらの飛空挺にはバロンとシドが造ってきたものとは決定的な違いがあった。
編隊飛行をする全ての飛空挺の側面には巨大な砲塔が幾つも備え付けられていた。
「おのれ! ゴルベーザめ!」
それに気付いたシドが怒声を上げる。
「飛空挺を量産するは勝手だが……武装化するとはな! ましてやこのような暴挙に出るなど!」
飛空挺を武装化されていたのはダムシアンの悲劇から分かっていた事であるが、シドが実際に
見るのは初めての事なのだろう。ましてや技師として開発に関わった人物である。
怒りは相当なものであろう。
かつてのバロンの赤い翼と称された飛空挺群には目の前のように砲塔が備え付けられたりはしていない。
セシル達が任務に赴く時は武器となるものを別個に積んでいた。あのミシディアの奪還からの帰還
の時にも魔物に襲われたのだが、その時も持ち込んだ魔法具「赤い牙」と「青い牙」を使って撃退したのだ。
飛空挺から砲撃が地面に向けて発射され、轟音がする。それに反応して地面からも上空に向かって砲撃が
返ってくる。
地面には鉄の箱のようなものが車輪と大砲を先端に備え付けて砲撃を空の上の飛空挺群――ゴルベーザの<赤い翼>とでも
呼ぶべきものに向けていた。
それが地底の兵器である事は間違いないであろう。やはり地底にも誰かが住んでいるのだ。
同時にこの光景は地底の人々とゴルベーザが交戦状態である事を想像させた。
上空から高機動で迫るゴルベーザに比べ地底の頑強なる兵器は地面を這いじっくりと腰を据えた
迎撃態勢をとっている。
受け手に回っているのは地底側である。遥か高みで安全に攻撃する飛空挺に地底の鉄の箱は相手を撒く
事に精一杯といった様子だ。

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