去りゆくもの 残されるもの1


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リディアとの再会、そして彼女の口から語られたゴルベーザの現状は刻一刻と進みつつ
ある作戦をより後押しする事になった。
ただでさえ城内のクリスタルは奪われてしまったのだ。もはや迷っている時間は無い。
躊躇する気持ちもなくなり、こちらが有利だと思えるような情報も掴んでいる。
バブイル奇襲作戦はゴルベーザを退けた後、それほど間をおくことなくして実行に
移されることになった。
作戦の具体例として、まず残存の戦車部隊がバブイルを攻撃する。クリスタルを奪還されて
以降、ドワーフ城内を攻撃するゴルベーザ部隊は日に日に少なくなっていた。
これはクリスタルを奪還するという第一目標を達したからであろう。ゴルベーザ達は何よりクリスタル
を目標にしていた。手段を選ばないとはいえ目的を果たしたのならその場所には全く興味が無くなる。
それが彼らの考え方なのは、地上の時から大体想像がついた。
とにかく防衛に戦車部隊を多数割く必要がなくなった為、バブイル攻撃に回す戦車部隊を確保出来た。
だが、その戦車部隊でバブイルを陥落させる事は不可能であるというのは、誰の目から見ても明らかだ。
無論、ドワーフの民の誰もがその事は重々承知している。戦車部隊の攻撃はあくまで作戦の一環であり
最終目標ではない。いうならば戦車隊は囮の役割なのだ。
彼らが攻撃をしている間に少数の人数でバブイルに忍び込む、そして奪われたクリスタルを奪還する。
同時に城を狙い打つ巨大砲の破壊。そして願わくばゴルベーザ<本体>を打倒す事。
それが今作戦の第一目標であり、最終目標なのだ。
この少数精鋭に選ばれたのはセシルであった。別の場所であったとはいえ、ゾットという未知なる機械
塔に足を踏み込んでいる。それがドワーフ達の当てに繋がったようだ。最も、一番最初に潜入に志願した
のがセシルであったというのが一番大きな理由であった。セシル自体、ゴルベーザについてまだ気がかりな
事が沢山あった。それにゴルベーザの野望は地上の災いがこの地底にまで拡張してきたようなものなのだ。
地上の人間が責任を取るべきだと思ったのだ。
セシルの他に同行することになった面子は、カイン、ローザ、リディア、ヤン。の四人。
結局、先ほどのクリスタル攻防の時と変わらない顔ぶれとなった。
ここでもシドとは一緒に行動を共にする事はできなかった。それどころか、地底に来て以降顔を合わせたことは一度もない。
別に色々あって仲が険悪になったとかそういうものでなく、シドは地上の技師として様々な役割があり非常に多忙なのだ。
本来なら、再会したリディアを紹介したいところなのだが、中々、時間をとってゆっくり話すことができなかった。
ギルバートに関しても未だ病床に伏したままであった。そのせいもあって地底でその姿を見たこともない。
担当の医師達に向かうと段々と快報に向かっているようなので心配する必要はないのだが、回復を待っている程の時間も
残されていなかった。

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