絆10


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「……それがパラディンの力か。面白い」
ルビカンテは少し考えた後、続けた。
「では私とお前の一騎打ち――」
「待て」
口を開いたのはカインだ。
「俺も混ぜてもらおうかな」
「カイン……」
「ほう……面白い。ではカイン。お前は何故私と戦おうとする」
「気に入らんのだ」
「何?」
これにはルビカンテも少し驚いたようだ。
「一時的に我々と行動を共にしたお前がな……気に入らんとな?」
「だからこそだよ。どうにもお前ら四天王という奴は気に入らぬ」
「ほほう。まあいいだろう。ではセシルとカイン。私の二対一ということか――」
「待って!」「待った!」
同時期に挙手が上がる。リディアとローザだ。
「私たちも混ぜさせてもらうわ」
「ローザ……」
見ると先ほどまでの元気のない様子は消え去りいつものローザに戻っていた。
「何がしたいのか判らぬがまあいいだろうでは四人と――」
「俺も……だ……」
エッジが立ち上がる。
「エッジ……その傷じゃ」
リディアが慌てて駆け寄る。
「そいつだけは許さねぇ……俺の手で絶対片付けてやる」
「ローザ!」
リディアがローザに促す回復魔法をという意味。
瞬時、回復魔法の光が辺りを包む。それもエッジだけでなくその場にいた全員にだ。
しかもそれはローザが詠唱を終える前だ。
「手前っ! 一体なんのつもりだ!」
その魔法の主をいち早く察知したエッジが突っかかる。
「言っただろ。私は正々堂々と戦いたいのだ。無力な君たちを相手にしても面白くない」
「へっ! その言葉後悔させてやるぜ!!」
「何度もいうがその怒り様では私に勝つ事は出来ない。少しはそこのパラディンの様に落ち着いたらどうだね?」
敵であるルビカンテに言われるのはあまり気分のいいものではないが、エッジの怒りに身を任させた振りにセシルは
危険も感じていた。
「その人間の! 怒りってモンを……見せてやるぜ!」

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