地上を救う者達3


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(セシルは変わった……)
誰よりも彼を見てきて、いつも一緒にいたローザから見てもそれは明らかであった。
(暗黒騎士としての自分を捨てて、パラディンになった。この事はセシルを変えた。けど……)
ゾットでの再会。パラディンとしてのセシルとの初対面。だが今ローザはセシルに対して更に新たな一面を感じとっていた。
(月へ行って帰ってきてからのセシルはまた一段と変わった……)
正確には月へ行くときからだ。セシルは自分へと強いられた運命を感じ取っていたのだろうか?
人としての迷いを捨てて世界の全てを救ってしまうほどの大きな何かを今のセシルは抱えている。
ローザにはそう思えた。
(勿論、それだけの事を受け入れるほどの覚悟と決意を内包させたのはパラディンの力だと思うけれど……)
彼女自体は直接その目で見たわけではないが、あの力をセシルに与えたのは月の民である彼の父親であったという。
(だとすれば。全て運命だというの……?)
どこまでが本当か分からない。ローザはセシルではないのだ。しかし、今の彼ならばこの混乱を全て収め、目の前に
迫る危機、そして今この地上の混乱を救えるだろう。
(後はあの人か……)
地上に残る前に分れたもう一人の大切な人。おそらくは彼は今――
その先の光景はまだ考えたくはなかった。しかしいずれはやってくる決着に対してローザはどう向き合えばいいのか?
(どちらも大切……どちらも裏切れない……この苦悩は二人には分からない。分かってもらっちゃいけない)

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