ff6 - 07 narche


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「ここでお前と引き合わせたかったが、ガードが嗅ぎ付けてな。裏から逃がしたが…、恐らくガードも探しているだろう」
 この炭鉱都市ナルシェの高い自治力の一助を担うガードは、外敵から街を守るという使命に基づき動く。
 が、近年、その自衛は度を増し、反帝国派でありながら、リターナーに加わらず、別個の反帝国派として動いている。
 同じ帝国派でも、協力体制ではなく、友好関係も築いていない。
「あいつら、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって奴らだからな…」
「そういう事だ。魔導の少女に関しても、操りの輪のせいだと言っても、「帝国軍の手先だ」と言って聞かなかった」
 ロックは右手を腰に、左手を顎にやって、思案顔になる。
「ロック、彼女をフィガロへ連れて行って欲しい。フットワークの軽さを見込んで、お前に頼みたいんだ」
 ロックはじっと床の辺りを見ている。
「いつ出てったって?」
「1時間前」
 1時間、と呟いて、ロックは視線を天井へ泳がせる。
「特徴は翠の髪、赤い服。ティナと言う名前だ」
「…女の子なら、そんなに遠くには行ってないだろう。そうなると、土地勘のあるここのガードに見つかり易いだろうけど…」
 靴の爪先を鳴らし、リズムよく音を立てる。
 ジュンは黙ってロックを見詰める。お前なら、探し物はお手の物だろう?
「逆にガードが相手なら、捕まっていたとしても、場所を想定しやすい。…よし」
 さあ、あのトレジャーハンターの顔になる。
「任せろ。その子をフィガロへ連れて行く。」
 不敵なまでの笑顔。これを見ると、まるでもう宝は手に入ったかのような気分になる。いつも。
「お前は見つけ出すって信用してるよ」
 ジュンの言葉に、ロックがさも面白げに笑った。
「いまさら、誰に言ってるんだ?」
 ごくあっさり言って、ロマンチストは音も立てずに出ていった。
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