ff6 - 11 figaro 「yes version」


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「!」
 突然のチョコボの登場に、ティナは膝立ちのまま絶句している。見たことがないらしい。
 満月色の毛並みをした大きめのチョコボは、ポピュラーな革の鞍をつけているが、誰も騎乗していない。
 どうやら、今から城へ戻るところのようだ。という事は、ラッキーな事に無料だな。ロックはにやりと笑う。
「ティナ、乗ろうか」
「えっ」
「これ、乗り物なんだよ。ほら」
 ロックが手を伸ばすと、すぐにチョコボは首を地面に寄せる。黒い目はティナをじっと見ている。
 ティナは恐る恐るチョコボの首を撫でた。
「良かった、人のいいチョコボが立ち止まってくれて。これですぐにフィガロだ」
 まだ緊張の解けないティナの体をチョコボに乗せ、チョコボを嚇さないように慎重に、ロックも騎乗した。ティナの体を後ろから抱きこみながら、チョコボの背を叩く。
 それを合図に、チョコボは強靭な脚力を満喫するかのごとく、足場の悪さをものともせずに駆け出した。
「わっ…」
 ティナがチョコボの首にしがみつく。
「割と安定してるな、このチョコボ」
「嘘、怖いよ!」
「そうかなぁ」
 初チョコボはティナにとっては大変な刺激だったらしく、少しリズムが狂うたびに「わっ」「きゃあっ」と悲鳴を上げたが、少しすると「しがみつき過ぎたら余計揺れるのね」と学習し、ようやく景色を眺める余裕が生まれてきた。とはいえ、一面、黄金の砂漠でしかなかったが。
「ロック、あれ…!」
「うん、あれだ。」

 砂漠の国、フィガロ。

 その中枢を担うフィガロ城が見えてきた。
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