FF6オープニング:ナルシェ行軍6


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 これまで帝国同盟にも反帝国組織にも加わらず、中立の立場を貫いて来たナルシェ。
蒸気機関と炭坑の発展に裏付けられた富と、ナルシェの民である事への誇りが、この
都市の独立を支えてきた。
 家々の戸は吹雪から室内を守るために堅く閉ざされ、わざと細く作られた道路は
外敵の侵入に備えたつくりだった。常に降る雪と吐き出される煙とで、視界は良好とは
言えない。しかしそれさえも都市防衛の一環だ。
 そんなナルシェを守る屈強の『ガード』達は、たった三名の侵入者に愕然となる。街の
入り口に見た侵入者の姿が、南方大陸三国を武力で制圧したと噂に聞く、帝国軍の
魔導アーマーだったからだ。
 反帝国組織リターナーとか言う連中が最近、長老に「近々ナルシェに帝国が攻めてくる」
などと言ってきたらしいのだが、どうやらそれは事実のようだった。建物の陰に隠れ、
一部始終をうかがっていた先陣隊の一人が、勇気を奮い起こして立ち上がる。頬に触れる
風が、刺すように冷たく感じた。横に並ぶ者も、彼に倣って立ち上がる。
 彼らを支えているのは、ナルシェのガードたる誇り。

 ――己の誇りにかけて、この都市を守ってみせる。

 ふたりは誓うように頷き合って、メインストリートへと飛び出していった。
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