FF6オープニング:ナルシェ懸軍5


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 ヒールフォース。搭載された中で唯一の回復機能である。
 しかもこの優れた回復機能のお陰で、搭乗者が一撃必殺の技を食らわない限りほぼ
全快にまで体力を回復することができた。つまり魔導アーマーに乗っていれば無敵を誇る、
まさに最強の戦闘マシーンだと実感する瞬間であった。
「畜生、手がまだ痺れてやがる。もうこんなのはゴメンだぜ」
「……ああ」
 そんな言葉を交わしていると再び大地がうなり声をあげた。今度は殻に隠れていた
ユミール本体が姿を現す前触れだった。
 ビックスは“少女”に向けて命令を下した。それは回復よりも攻撃を優先させるものである。
その声に驚いた表情を向けるウェッジに。
「情でも沸いたのか?」
 と、揶揄するように尋ねた。ウェッジは短い否定の句と共に首を振った。彼曰く、今は
攻撃よりも回復を優先させるべきなのでは? という主張に。
「……とりあえず回復なら俺らでもできる。だが、ヤツには独自の機能が搭載されて
いるだろう?」
 そう言って“少女”を乗せた魔導アーマーを指さした。
「なるほどな」
 やはり戦場での判断能力は相棒の方が優れていると認めざるを得ない。頷いたウェッジが
パネル上の操作をはじめると同時に、横の方から耳障りな機械音が聞こえた。
 ――魔導ミサイルか。
 彼の予想は的中し、少女の搭乗した魔導アーマーからそれが放たれる。少しだけ肩を落とした
“少女”に、疲労を見て取ったウェッジは素直な感想を呟きながらパネル操作を続ける。
「……不死身じゃないのか」
 苦笑しながらレバーを引くと、今度は“少女”に向けてヒールフォースを放った。
 直後に轟音がしたかと思ったら、続くように相棒の声が鼓膜を揺らす。
「おい、見たかウェッジ!!」
 魔導ミサイルの与えたダメージは、これまでのビーム系とは比べ物にならなかった。ビックスの
もくろみが見事に功を奏したのだ。
「殻に閉じこもっちまう前に、一気にケリをつけるぞ!」
 一時はどうなることかと思ったが、やはり魔導アーマーと互角に戦える敵などこの世には
存在しないのだ。
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