第1章 SeeD-6


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足元を流れる溶岩が、洞窟内を赤く照らし出す。
しかしその猛烈な熱気ゆえに、視界は常に揺らぎ、遠くまで見通すことはできない。
肌を露出している箇所がチリチリと痛み出し、眉間の傷はズキズキとうめく。
汗は絶え間なく吹き出してくるが、流れ伝う間もなく蒸発してしまう。
炎の洞窟、その名にふさわしい、ここは常軌を逸した世界だ。

「やっぱりあなたとサイファーは別格ね。本当に強いもの」
最奥部へと向かう道すがら、半ば呆れたようにキスティス先生が言う。
「・・・ここの魔物が弱いだけだ」
そう応じつつ、俺は新たな一体を斬り伏せた。これで15体。
実際、ここの魔物はさほど強くない。
種類こそ異なるが、ガーデンの訓練施設にいる魔物と、ほぼ同レベルだ。
サイファーを相手にする方が、よほど手強く、危険だ。
「それはそうなんだけどね・・・なんていうか、ここで、こうやって、
今まで何人もの生徒をサポートして来たんだけど、ほとんどの子は、
普段の実力をなかなか出し切れないものなのよ」
そういうものなのか・・・俺にはよく判らないし、どうでもいい事だ。
「これってやっぱり、私が魅力的だからかしら?」
      • なに考えてるんだ・・・
「冗談よ、冗談。いつもこうやって生徒をリラックスさせてるの。
でも、あなたには必要なかったみたいね」
      • くだらない。無視して先へ進もう・・・
そう決め込んだ刹那、洞窟内に凄まじい咆哮が轟きわたった。
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