第1章 SeeD-12


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自室のクローゼットから学校指定の制服を取り出す。
基本的にガーデン内では授業中を除いては制服の着用は義務づけられていない。
だが、実地試験に於いては例外だ。
ガーデン側は厳しく制服の着用を要求する。
その理由は過去、それも、俺が入学する前の事に起因する。
その時にはまだ、試験時には自由な服装を許可していた。
だが、その年に行われた実地試験でガーデンの生徒が味方側に誤って撃たれるという事件が起こった。
撃たれた生徒は死亡。バラムガーデンの在校生が犠牲になる極めて稀な事件となった。
制服教官からは一度は実地試験という試験を取りやめるべきだという意見もでた。
だが、シド学園長は断固この進言を拒否した。そして翌年以降も実地試験を続ける事を取り決めた。
この取り決めには当時相当な異論が出て、中にはシド学園長は辞任するべきだという意見もあった。
だが、それは普段の信頼ゆえなのか、学園長を支持する者が教官の中にも何人もいた為、最悪の事態は
避けられた。勿論、この問題を放置する程シド学園長も甘くはなかった。
それからは味方同士の相打ちを避ける為、身元が明らかになるようガーデンの制服を着る事を
強制づけたのだ。
特に反発する者はいなく、むしろ今までが異常だったとさえ言う者もいたほどだ。
翌年からはその方法が適用された。
以来、実地試験における犠牲者はゼロである。
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