一節 新たなる旅立ち16


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「お……母さん……!」
リディアは耐えきれずに叫んでしまった。そのため自分の周りの変化に気付くのに少しばかり時間がかかった。
「ゆ、夢?」
辺りの見慣れた風景を見て、リディアは悟る。
「私、あのまま寝てしまったんだ」
見れば体中に汗をかいていた。
あれは夢だった……その事実がリディアに安堵の感情をもたらした。
だが心はどことなく悲しかった。
「リディア?」
「わっ! 起きてたの?」
急に声をローザに声をかけられ慌ててふためく。
「あんな大きな声を出されたら誰だって起きるわよ。一体どうしたの?」
「お……母さんの……」
「え?」
「お母さんの夢を見てたの……」
そう言って大粒の涙をこぼした。
ローザは予想外のリディアの反応に少し驚いた。そしてリディア自身も何故泣いているのか分からなかった。
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