一節 モンク僧3


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「頼む、ヤン隊長を助けてくれ!」
意識を取り戻した男の第一声は意外にも感謝の声でなく、助けを求める声であった。
「ヤン隊長? 君はファブールの人か?」
男は首を縦に振る。
「ギルバート知っているのか?」
「ダムシアンにいた頃に聞いたことがあるだけだけれど。ファブールのモンク僧兵隊の現隊長さ」
「それでヤン隊長は……」
「頂上でボムの群れに囲まれている。早く行ってあげてください! あのままでは……」
男はセシルの問いを遮り、問いに答える。
「分かりました」
セシル達は山の頂上へ向けて走り出した。
「ねえ、リディア。怖くはない?」
頂上へ向かう途中、ローザはリディアに訪ねた。
男の言ってることが真実であるとするならば、頂上でヤンはボムに囲まれているはずだ。
ボム……ミストを滅ぼしたモンスターである。正確に言うと、ミストを滅ぼしたのはバロン王である。
だがバロン王に命じられたセシルとカインがミストへ持って行った指輪から現れたボムが事実上の加害者である。
そんな相手とリディアは戦えるのだろうか? ローザは心配であった。
「大丈夫だよ……ローザ」
そう言ってリディアは笑顔をつくってみせる。
「そう……分かったわ」
ローザもその表情を見て笑顔になる。
「急ぎましょ」
「うん」
二人は足を早めた。
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