一節 モンク僧11


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皆が安堵の表情を見せる中、セシルは一人疑問を抱いていた。
「あのボム達は僕らを狙っていた……」
セシルの経験に基づくとモンスターの中には二つの種類がある。
一つはただ道行く人を闇雲に襲うだけの者、もう一つは群れをなし、特定の相手だけをねらう者
普通、ボムは前者に該当されるはずである。
つまり、あれ程のボムが同じ対象に向かって攻撃してくるとは考えずらい。
それに異常に大きく膨れあがったボム……唯の野生の魔物と考えて良いのだろうか?
もしかすると長年、モンスターと戦い続けたセシルの思いこみなのだろうか。
「さて、君たちもファブールへ?」
そんなセシルの疑問をよそにヤンが訪ねてきた。
「ええ……まあ」
「しかし、何故ファブールへ? この御時世だというのに」
「それが……」
その時、セシルは岩陰に何者かの気配を感じた。
「待ってください、あそこに何かが」
「何?」
二人は岩の方に近づいた。
その途端、岩陰から影が飛び出してきた。影は手に太陽の光を受け
銀色に光るナイフを持ち此方に襲いかかってきた。
「リディア、危ない!」
ギルバートの叫ぶ声。
セシルは剣を抜こうとするが間に合わない。
しまった! そう思った。だが、その影がリディア襲う事は無かった。
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