三節 Two of us6


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リディアも遅れてやってきた。背中に負傷をしているギルバートを気遣っていたが、
彼は弱々しげに微笑みそれを制した。すこしためらったいながらも、彼女もセシルの
回復にむかった。二人分の魔法の力がセシルの傷ついた胸を癒し、徐々に彼の顔に生気が
戻りはじめた。
「・・ロー・・ザ?」
 ようやく自分を見つめる彼女の姿を認めたらしい。それを得て安堵したローザは、
うち震えるカインに向き直った。
「カイン・・どうしてあなたがこんなことを」
 カインは黙っていた。再びローザは、どうして、と問いかけた。
 しかしそれへの答えは、カインの漏らした意外な言葉によって返された。
「・・なぜここに。君は、謹慎処分になっていたはずだ・・」
 ローザは驚愕の表情で息をのんだ。はっとカインは口をつぐんだが、もう遅かった。
すでに彼を見つめるローザの瞳には、よりいっそう色濃い疑心が浮かび上がっていた。

「どうして・・・どうしてあなたがそれを・・?」
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