第1章 SeeD-19


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「はいはい、注目」
冗談はここまでとばかりに、キスティス先生が手を打ち鳴らす。
「今回の試験には、A班からD班、総勢12名が参加します。あなたたちはB班。
担当する教官は私。チームワークを大切にして、見事に試験をクリアしましょうね」
チームワークか、サイファーに言ってくれよ。乱す者がいるとすれば、
それは奴しかいないだろ。
「チームワークってのはな、班長の俺に迷惑を掛けないってことだぜ」
サイファーがうそぶいた。やれやれだ。
サイファー、あんたが班長ってだけで、俺は充分迷惑してるんだ・・・
「迷惑厳禁!班長絶対!」
まるで俺の心の内を見透かしたかの様に、風神が強い口調で言ってきた。
風神、その名の通り風変わりな女性だ。
俺以上に無口で、たまに口を開いても、無駄を省いた熟語のみで会話を成立させてしまう。
銀髪に染め上げたショートカット、右目を覆うアイパッチという奇抜な格好とも相まって、
同い年の17才でありながらも、一種近寄りがたいオーラを放っている。
風神が再び口を開いた。
「ゼル?」
ただそれだけの台詞だったが、ゼルに向けられた隻眼が「反論はゆるさない」と
雄弁に語っている。
「・・・了解だ」
憮然とした表情のまま、ゼルが応じた。
ゼルの様に陽気な男にとっても、風神は苦手な存在らしい。
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