第1章 SeeD-20


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「そうだ、これはB班のルールだ。忘れんじゃねぇ」
「ルールだもんよ!守るのは当たり前だもんよ!」
サイファーの言を受けて、今度はもう一人のとりまき、雷神が声を張り上げた。
俺より一つ上、キスティス先生やサイファーと同じく、18才の男だ。
ダミ声、いかつい顔つき、ガタイのいい体躯といった外見に反して、
雷神は意外にとっつきやすい性格をしている。
物事に深い執着を見せず、誰に対しても拘りなく話しかけるあたりは、
風神と好対照を成していると言っていい。
「雷神、だったらお前ら2人がサイファーと組めよ。いつでも喜んで代わってやるぜ」
ゼルが噛み付いた。
風神を苦手とするゼルも、雷神相手なら気兼ねなくモノが言えるのだろう。
「おう、そうしたいのはやまやまだもんよ」
ゼルに向き直って、雷神が応ずる。
「でもよ、俺たちゃこないだの筆記で赤点を、痛っ!風神、痛いもんよ」
風神が顔を真っ赤にしながら、雷神にケリを入れている。
      • なるほど、そういうことか。
SeeD認定試験は、筆記と実技の二段階に分けて行われる。
当然ながら、筆記試験に落ちた者は実技試験を受けることができない。
サイファーと一緒に試験を受けられない不満に加え、サイファーと同じ班に
何かと確執のある俺がいることを知って、サイファーの身を案じているのだろう。
またいつかのように暴走して、試験がオシャカにならねばよいと。
その点では、おれも全く同じ思いだ。
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