ff6 - 39 figaro


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エドガーの投げた狼煙は、白くゆるゆる煙を吐き出しながら、空高く舞い上がった。
青い空と黄色の砂漠の中、フィガロ城管制室にいた大臣の目にはハッキリと確認できた。
「あれはエドガー様からの合図!各隊現状を報告せよ!」
兵士の元気な声とともに、無線から様々な情報が送られてくる。
「左翼!ドッキング完了!」「同じく右翼!ドッキング完了!」
「城の者たちの全員室内へ避難完了いたしました!」
「外装パージします!」
「こちら、メインコントロール室じゃ!いつでもよいぞ!」
誰一人として、この状況に失望などしていない。
大臣も心は一兵士と同じであった。フィガロに希望を見出し、明日を見ている。
全ての確認作業が終了した。
「さあ!黄金の大海原にダイブするフィガロの雄姿!とくと見せてやろうぞ!!
『オペレーション・黄金のフィガロ』起動!機長!!」
機長と呼ばれたメインコントロール室長の老人は、煙草をふかしながら、その時をいまか、いまかと待ち続けていた。
帝国を追われた彼の腕を拾ったのは先代王である。
その恩に報いるため、城の改造をエドガーたちが生まれる前からを試みていた。
このデリケートな動力炉のメンテナンスを一手に引き受け、エドガーに機械の知識や機術の基礎を教えたのも彼である。
今、初めてフィガロに恩返しができる。
そう思うと、彼の心のアドレナリンは高揚せずにはいられなかった。
「ビビッてちびるんじゃあねぇぞ、小僧ども!それ、えーんやこーら!!」
エドガーたちの脱出の模様を望遠鏡で覗いていたケフカの高笑いは止まらなかった。
「おやおや王様はお逃げになるようですよ!こりゃあユカイ!ヒッヒッヒ!」
敵が無様に逃げる姿ほど笑えるものはこの世にはないだろう。
自然と上機嫌になりかけたケフカだったが、それも長くは続かなかった。
「ケ、ケフカ様!?」ケフカとともに、城に乗り込んだ帝国兵が呼び止めた。
エドガーに殴られたあとが、かわいそうなくらい腫れている。
「もう、いい所なのに!うるさいぞ!一体何だ!?」
「し、城が沈んでいきます!」
「なにバカなこといってるの!そんなことあるわけ……ん?待てよ!?」
今まで、窓から遠くを見ていたので気づかなかったのだが、
近くを見ると確かに、地面が近づいている。
「このノロマ!!なんで早くいわない!」
「も、申し訳…」
「謝ってる暇があるなら、とっとと、脱出するんだよ!このバカ!」
轟音とともに砂ぼこりが舞い、城はどんどん地中に吸い込まれていく。
何とか、ぎりぎり、脱出に成功したケフカだったが、全身砂まみれになっていた。
「…僕チンのお洋服が!お気に入りのブーツがぁ!」
怒りを通り越して悲しみにふけるケフカの眼前を、
三羽のチョコボが軽快に走り去っていった。
「ヒャッホー」「ブラボー!フィガロ!」
ケフカはその様子を、見送っていたがあることに気がついた。
「ん!?あれは、魔導の娘!!エドガーめ…!やっぱり隠していたな!
ボクチンを騙した報いを受けてもらうぞ!
おいお前たち!魔導アーマーで追いかけろ!さっさと行け、殺せ!」
「ハッ、ハイ!」
あらかじめ砂の中に隠しておいたもう一体を起動させ、
二人の帝国兵は、魔導アーマーに乗り込み、チョコボの足跡を追い前進し始めた。
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