一章 枯れた森6 森の民


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予想していなかったわけではない。
森の様子を見れば予想するなと言うほうが無理である。
だがここまでとは思わなかった。
道に植わっている花は枯れ、切り株を司った家々は朽ちかけている。
とにかくこの町の長にこの町に腕のたつ戦士がいるかどうかを聞いてみようと思う。
俺は早速情報収集のために近くにいた老婆にに声をかけてみた。
「もしもし、お婆さん。この町の長はどちらに・・・」
「お婆さんって私のこと?」
「はっ、はい。」
「ひどい!お兄ちゃん、人をお婆さん扱いして!あたしまだ十歳なのよ!」
「なんだって!」
驚いた。
人を老化させるほど【マイナス】の力は強まっていたのかと。
とにかく老婆(少女)を泣き止ませ、長老なる人物の家の場所を聞くとさっさとその場からトンズラさせてもらった。
さて、そんなこんなで長老の家についた俺は外にいた人に招かれ、長老の部屋にいた。
長老もだいぶ弱っており、ベットに伏していた。
「すまんのう旅人よ。ろくなもてなしも出来ずにのう。」
「別に俺はいいんだ。この町で腕のたつ戦士を紹介してくれれば。」
俺は単刀直入に用件を話した。
長老は深刻そうな顔をして答えた。
「それは無理じゃよ・・・」
「なぜ?」
「この村にはもう戦士はおらん。皆この災害の原因を探りにいったまま誰も戻ってこないのじゃ。」
「そうですか・・・」
「まぁ全くいないと言うわけではないが・・・」
「本当ですか!」
「まぁのう・・・家の場所を教えるから、あってみるのがよかろう。」
俺は家の場所を覚えると早速そこに行こうと思ったが
「待ちなさい。これを持っていったほうがよかろう。」
長老は枯れ枝と本を夫人にもたせていた。
「何ですか?これは。」
「いやちょっとした餞別じゃ。きっとお主の役に立つじゃろう。」
本を確認すると魔法の本【ケアル】だった。
「そんな!こんな貴重な品うけとれません!」
魔法の本・・・それはその本毎にそれぞれの本に記された魔法についてかかれており、持ち主がその魔法を唱えられたとき、その魔力は持ち主の物となり只の本になる。
「いいのじゃわしが持っていても何もならん。それに・・・お主には何かを感じるのじゃ。」
俺は【ケアルの本】と枯れ枝を受け取ると、教えられた家に向かった。
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