第1章 SeeD-33


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背後の瓦礫の山から、一人の少女が姿を現した。
ガーデンの制服に身を包んでいる。俺たちと同じく、SeeD受験生のようだ。
「こら~B班、探したぞ~。なんで持ち場にいない、わ、わ、わわわわっ!」
足下のバランスを崩し、ガラガラと転がり落ちてきた。少女はそのまま、
あられもない格好で地面に投げ出される。
「痛った~い」
「うおっ、白!・・・あ、いけね」
慌てて自分の口を両手でふさぐゼル。
「え?あ、見た?見た?見たな~」
少女は顔を紅潮させ、制服のスカートを必死になって押さえた。
「へ?いや、何の事だ?」
「ぶ~!!」
すっとぼけてあさっての方向を見るゼルを、少女は恨めしげに睨みつける。
「・・・で、何の用なんだ、あんた」
俺は少女に向かって訊いた。
「あ、あたし、伝令で~す。A班のセルフィ」
セルフィと名乗る少女は立ち上がり、服の埃を払いながら言った。
「B班に伝令~。班長は、サイファーだよね?どこ?」
俺は無言で電波塔を指差した。
「はぁ~」
セルフィは大きくため息をついた。
「伝令ってつらいね~。こら~、班長待てぇ~」
駆け出そうとするセルフィに、ゼルが声を掛けた。手にはヌンチャクを持っている。
「待てよ、これ、お前のだろ」
「あ~、触るな、のぞき魔め~」
「なんだとっ!」
なんなんだ、この緊張感のなさは・・・
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