FF5 22 トゥールにて


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タイクーンには商業施設が無い事もあり、トゥールはこの辺り一帯で唯一の充実した施設を備えた村である。
そのせいか小規模な村にも拘らず人々は活気に溢れてる。周辺には自然も多く、過ごし易い環境で有名だ。
村の外に棲み付いているモンスターもみんな大した強さ、凶暴さが無い為治安も安定している。

「まずは情報収集だな。聞き込み聞き込みと…」
そう言ってバッツはどうにかしてレナの父の手がかりを見つけようとする。
しかしタイクーン王はこの村に寄っていなかったらしく、情報が全く無い。
「参ったのう…一番肝心な情報が手に入らん」
ガラフがため息。レナは2人の協力をとてもありがたく感じた分、情報なしと言う結果が申し訳なく思えた。
もちろん、その結果は誰のせいでもないのだが。
「でもその代わりに色々と他の情報が手に入ったのは良かったな」
バッツがレナの少し沈んだ顔を見てすぐさま話題を変える。

クリスタルが人工的な機械によってその能力を高めてる事。
西のカルナック地方にも隕石が落ちたと言う事。
トルナ運河の魔物は女しか狙わないと言う事。

「まさか隕石がもうひとつ落ちてたなんてなぁ…」
やはり3人が驚いたのは隕石落下である。落下の日時はタイクーン近くに落ちたのとほぼ同じらしい。つまり、昨日の朝だ。
2個も隕石が落ちてきた。この事実にバッツもレナもガラフもただならぬ不安を感じた。

「ウォルスの水のクリスタルも危ないのかも…」
クリスタルが人工的な機械によってその能力を高めていたなんて事はタイクーン王女のレナでも知らなかった。
「もしクリスタルが機械に耐え切れなくなったら…」
考えただけでも寒気がする。やはり、大きな何かが動き始めているんじゃないか。不安が大きくなる。
「風のクリスタルももしかしたら機械に耐え切れなくなってるのかもしれないのう」
ガラフは冷静に分析する。やはりダテに年を重ねていない。バッツは心強かった。
「だから風の様子がおかしくなったってわけか…その線はあるな…」
推測が続く。少しでも『どうしてこんなことになったのか』が知りたくて。


「疲れたなぁ。ちょっと休むか?ファリスにも情報を教えないといけないし」
「そうじゃな」
「そうね」
バッツの提案に賛同する2人。
昨日と比べればなんて今日は平穏なんだろう。レナは落ち着きを取り戻しつつある。
でも、この平穏はもうすぐ失くなってしまうんじゃないか、そんな想いが消えない。
「(きっとお父様が見つかっていないからなのね…)」
そう決めつけて、不安を拭おうとする。『父が見つかる=不安が消える』と言う法則をレナは勝手に作った。
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