一節 闇と霧の邂逅18


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パシッ!!
「!?」
セシルが右の手のひらに微かな衝撃を覚え我に変えると、少女は先程と形相を変えて
顔を伏せて、右手を振りかぶっていた。ハッと今の状況を思い出す。
セシルが彼女の手を取ったとき、彼女は汚いものに触れたかのように手を振り払ったのだ。
「このままだと君も死んでしまう!」
嗚咽をまじえて少女はさらに強く二人を睨みつけ、じりと後ずさりをしている。
「…いや!」
――君も、死んでしまう。君も、殺してしまう。
小さな困惑がセシルの思考を一瞬遅らせ、その後間髪をいれずにカインがセシルの肩を押さえ前に出て腕を伸ばした。
「やむを得ん、無理やりにでも連れて行くしか!」
「ちかよらないでぇええーっ!!」

ド…ン
少女の布を引き裂くような甲高い悲鳴に空気が震えた。
「待ってくれ!ぼくは…」
「来ないで!来ないでよぉっ!!」
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