第1章 SeeD-61


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「聞いて欲しかったのよ。そして掃き出したかったのよ何処かに……」
最前とは違い、その言葉は大変に明瞭且つ、正確だった。
「この場所でなら、大なり小なり、多少の振れ幅の悩みなんて溶け込んでくれる。
それに……誰かがいてくれたらなおの事……」
「…………」
「私,教官失格なんだって――」
しばしの沈黙の後、切り出してきたのは彼女の方であった。そこにはむしろここからが
本題だと言わんばかりの語気が感じられた。
「原因は指導力不足だって……言われたわ。若すぎるって……まあ、無理もないわね」
呆れ気味に語るキスティスには苦笑が混じっている。サイファー、否俺の事だとでも言いたいのだろうか。
「15歳の時SeeDになって17歳で教官の資格をとったの。成績は誰にも負けてないって思ったし、
実際に幾度も証明してきたはず……周りも、シュウ達だって認めてくれていたし、嫌な言い方かもしれない
けど、親しい人以外の評価だって高かったと自負してるわ……」
「…………」
「それからまだ一年しかたってないのに……何が悪かったのかな……」
一体――誰に――
「常にトップを走っていた実感もあったし、そうであろうとする努力も負けないようにしようとする
意気も備えていたと思うし、注目が集まれば反感があるのも仕方がないと覚悟もしてたし、色々頑張って
きたんだけどね」
俺は――
「ね,聞いてる?」
やや適当に聞き流していた俺の態度がキスティスにも伝わったのだろうか、言葉の矛先を俺に向けてくる。
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